胸の形が不自然

豊胸後の不自然な胸は、多くの場合やり直し手術が可能です


胸の形が不自然

豊胸手術により、胸は大きくなったけれど、形が不自然で豊胸したことがバレバレと悩んでいる方がいらっしゃいます。人に胸を見せられない、友人に旅行に誘われてもいけない、と言われる方もおられます。豊胸手術後の不自然な胸は多くの場合でやり直し手術が可能です。難易度が高い手術になりますので、ご理解いただく必要があります。

平坦な胸の方の豊胸手術には注意が必要

豊胸バッグ(ブレストインプラント)を使った豊胸手術は、バッグを入れる位置により乳腺下法と大胸筋下法の2種類に分類できます。
元々胸が大きくて、さらに大きな胸を目指し豊胸手術を行った場合は、どちらの方法で行っても不自然な胸になり難いのですが、平坦な胸の方の場合、乳腺下法では、不自然になることがあります。平坦な胸の方には大胸筋下法をお勧めしています。平坦な胸の方で、乳腺下法により大きな胸を作るには限界があります。ご注意ください。

お椀をひっくり返したような胸

お椀をひっくり返したような胸

胸の膨らみはあるものの、お椀をひっくり返したような不自然な胸になり、人に見せられない、温泉などに行けないと悩んでいる場合には、修正手術の対象となります。全く平坦な胸に対し、乳腺下のスペースにバッグを入れた症例で、お椀をひっくり返したような胸なるケースが多いようです。

胸の左右差

胸の左右差

左右の胸に、大きな差があり、とても不自然という場合にはやり直し手術の適応になります。元々、胸は左右差がありますので、多少の違いは致し方ありません。大きな左右差があり、硬みが強い場合には修正しています。

バッグの挙上、上方移動

バッグの挙上、上方移動

大きな胸は、多少下がっていて、横に広がっているのが自然です。バッグが上方に挙上し固定されて、服を脱いだ状態で豊胸が分かってしまうというとお悩みの方がいらっしゃいます。服を着ている時は、バストアップして胸が大きく見えると言われることもありますが、あまりに不自然である場合には、やり直し手術の適応になります。

胸の形が不自然である場合のやり直し手術

胸の形が不自然となるのは、豊胸バッグの周囲に被膜が形成されることが大きく影響しています。そのため、最小限でも、その被膜を切離する操作が必要になります。前回手術で、品質の良いバッグが入っている場合には、バッグを入替る必要はありません。しかし豊胸手術を受けたのが、かなり前で品質の良いバッグが入っていないということになると、同時にバッグの入れ替えが必要になります。また、全く平坦な胸の方で、乳腺下にバッグが入っている場合は、大胸筋下に入れ替えることもあります。
その状況により手術内容が変わることがあります。そのため、どのような手術になるかということは、診察した後に、決定させていただいております。
胸の形が不自然で、前のクリニックでバッグを取り出してもらってから御相談いただくケースがあります。取り出した後の方が、やり直しが簡単と勘違いしているのだと思います。取り出し手術を行った後では、却って手術が難しくなることを御理解ください。やり直し希望の場合は、できるだけそのままの状態で診察させていただくのがお勧めです。